「横雲文」
掛 軸
「横雲文」タイトル

 この「横雲文」は、橋立の壷を預けるから、私(利休)の判(自筆の文書)のないかぎり、だれにも渡さないでもらいたい、という文面である。「橋立」の壷とは、将軍足利義政〈1432〜90〉遺愛の茶壷である。当時、利休が伝得して愛蔵していた。秀吉が、たいそうこの茶壷に執心した。が、再三の懇望を利休はしりぞけた。その曰くつきの茶壷が、この「橋立」の壷なのだ。手紙の背後には、秀吉が一計をめぐらして、利休の手から取り上げようと画策したことが、ありありと思い浮かぶのである。
(小松茂美・著 本軸解説書より抜粋)

■千 利休 (せんのりきゅう)
1522年 〜 1591年
茶道の大成者。秀吉に仕えその後、切腹する。
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掛 軸


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掛軸寸法 112.0×40.7センチ
本紙寸法 27.1×38.5センチ
表  装 風帯付三段輪ぽ表装
軸  先 黒塗紫壇軸
印  刷 高精細オフセット多色刷
監修・解説 小松茂美(古筆学研究所長)
所  蔵 五島美術館

■価格:本体91,262円+税